呼吸を意識したことがありますか?

私たちが無意識に行っている呼吸ですが、吸っている、吐いていることを意識したことがありますか?

私たちの体は、数十兆の細胞から成り立っています。細胞が正常に働くためにはエネルギーが必要で、それは摂取した栄養素が代謝されて作られます。

これには酸素の供給が不可欠になります。エネルギーを作り出すためには、常に酸素が必要で、老廃物として二酸化炭素を排出しています。これがいわゆる呼吸と言われ、生命活動を維持していくしくみです。

 呼吸には2種類あって、外呼吸と内呼吸に分かれています。外呼吸は、吸う行為により、空気中の酸素が肺から血液中に吸収され、全身の二酸化炭素が肺に排出されます。

内呼吸は、外呼吸で取り込んだ酸素を血液に乗せて全身に運び、細胞や組織と隣接している場所で酸素を放出し、二酸化炭素を血液に排出しており、血液と細胞や組織間でガス交換が行われています。

エネルギーを作り出すために必要なものが栄養素で、エネルギー源として多く利用されるのは糖質です。糖質は、比較的早くにエネルギーを作り出すため、酸素を取り込むことによって、多量のエネルギーが産生できます。 

たんぱく質は筋肉に、脂肪は皮下脂肪などとして体に蓄積し、エネルギーより体の構成成分としての役割が高いのですが、必要に応じてエネルギー源になります。

特に脂肪がエネルギーを作り出すためには、糖質に比べ非常に多くの酸素が必要になります。 

ダイエット時には、脂肪をしっかりエネルギーに変換するために、酸素をしっかり供給する運動が必要になるというわけです。

 

生命維持のために酸素は必要不可欠で、呼吸によって全身に運ばれますが、酸素が一番必要としているのはの神経細胞です。

酸素がないと、一番先にダメージを受ける臓器なのです。

呼吸によって体に取り入れる酸素の20%は脳で利用されています。体重の2%くらいしかない重さにすると、非常に多くの酸素を使っていることになります。 

加齢とともに、心臓のポンプ機能が低下したり、血管の老化などで、十分な血液量を全身に送ることが難しくなります。そのため酸素の全身への運搬量は低下してしまいます。臓器の働きの低下や、ボケなどは、全身に送られる酸素不足も原因の一つです。

 

呼吸には胸式呼吸と腹式呼吸がありますが、胸式呼吸は浅い呼吸なので肺に取り込まれる酸素の量も少なくなります。緊張しているときなどは胸式呼吸になりやすいと考えられています。

             

一方、腹式呼吸は横隔膜が押し下げられ、お腹がふくらむ呼吸ですが、細胞のガス交換が盛んに行われ、内臓の働きや血流が増し、自律神経の働きを整えると言われています。

 

私自身、気功の道場に通っていたことがあります。気功の基本は呼吸法で、時間をじっくりかけて腹式呼吸を行っていきます。

その道場には、ガンやアトピー、原因不明の病気など、いろいろな方が来られていましたが、呼吸法によって、非常に多くの方が病気を克服されていたのに驚きました。

 

私自身も、頑固な便秘症が、たった2回のお稽古で、驚くほどの快便になったのです。そのときから現在に至るまで便秘症は解消しています。 

 

カウンセリングをしていて、感じることは、呼吸が浅い人が多いこと。

ストレスが多くなると、呼吸は浅くなります。深い呼吸を身体が欲しているために、ため息をついてしまいます。ため息をつくことで、吸う息の量が増えるからです。

悩みがあったり、ストレスをため込んでいる人は、時間があれば深呼吸をおすすめします。

1回の呼吸を長く行います。ゆっくり吸って、ゆっくり吐く。呼吸をしっかり意識して行います。

これだけでも、代謝があがり、自律神経のバランスも整ってくるのです。

意識せずに行われている呼吸ですが、毎日意識して、1日数回行ってみることで、体全体が活性化されます。ぜひ時間があれば、やってみて下さい。

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