薬剤+お酒による味覚障害?

先日、知り合いの方から味覚障害があって、舌が塩辛く感じると相談を受けました。

詳しく話を聞くと、インフルエンザでリレンザを服用したとのこと。

リレンザは抗ウイルス薬で、副作用としては味覚障害を起こす可能性もあります。

薬剤性味覚障害の発症機序としては、これまでのところ薬剤が、吸収を阻害してしまう作用がわかっています。特に亜鉛に対する作用が指摘されています。

ですが、病気は治っているにもかかわらず、現在も味覚障害は続いたまま。

その方は、普段かなりお酒を召し上がります。

お酒を飲まれる方は、女性なら結構食事もしますが、男性の場合は、ちょっとしたおつまみ程度で、お酒を大量に飲まれることが多いように感じます。

アルコールをたくさん飲まれていると、肝臓に負担がかかります。

肝臓の働きをサポートしているのは、数百種類に及ぶ酵素で、これらの酵素を活性化しているのが、ビタミンやミネラルです。

つまみ程度の食事で、ビタミンミネラルが不足していると、肝臓の働きが低下してしまいます。また、お酒の飲みすぎは、ミネラルの排泄を促すとも考えられています。

特にその中でも体内の亜鉛濃度の低下は著しいと言われます。

病気は治って、薬も服用していないのに味覚障害が治らない・・・

ある意味、日常的に亜鉛不足になっていたのが、薬が引き金になった可能性もあると思います。また、ストレスが発生すると、肝臓では亜鉛を原料にしてメタロチオネインが生産されます。

メタロチオネインとは、抗酸化性タンパク質で、活性酸素を除去したり、解毒などを行います。体を守るために、亜鉛を消費するということになります。

私たちの体は、正常に働くために、あの手この手を駆使してがんばっていると思います。

不必要に働かせないためにも、体にもう少し目を向ける必要がありますね。

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