摂食障害は自分を認めてあげられないことが問題

摂食障害は先進国に多くみられます。
日本の女性の平均体重は、戦後食べ物がなかった時代よりもスリムになっているそうです。

確かに私が若い時には、ダイエットを意識することは少なかったし、細いことがこんなにももてはやされていなかったような気がします。
女性誌は、ほとんど毎回ダイエットの記事が掲載され、小学生までもがダイエットに取り組もうとする異常な状態になっています。痩せているのが美しくておしゃれなイメージが、雑誌やテレビのタレントさんから受けます。

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以前、お店に見るからに拒食症の若い女性が、ダイエットのサプリメントがほしいと入ってきました。
痩せるところなどないくらいに痩せほそっているにもかかわらず、その女性はまだ痩せたいと望んでいました。
痩せることが、自分に自信をつけることであり、人に認められることであると感じ、それを追い求めることになります。この女性は、ダイエットに依存することで、自分の居場所を見つけているように思います。

逆に過食症が止められずに、食べ物を口にしていないと気がすまない女性もいます。
彼女も、決してお腹が空いているのではなく、食べ物を口にしていることが、自分が心地よくいられる唯一の時間だと感じています。ですが、やはりどんどん体重は増えて行き、自分でも止めないとと思いつつも止める勇気がないのです。

 

このように、摂食障害には主に拒食症(神経性食欲不振症)過食症(神経性大食症)とがあります。
拒食症は、極端に痩せているのに自分ではまだ太っていると感じ、体重が増えることを非常に恐れてダイエットを続けます。過食症は、食べることへの衝動が抑えられず大量の食べ物を食べてしまい、あとから後悔して自分を責めたり、太らないためにと無理に吐いたり下剤を多量に飲んだりしてしまいます。

拒食症から過食症になったり、また逆になったり、周期的に両方を繰り返す方もいます。どちらも同じように心の問題です。

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人は生きている限り、色々な問題に直面します。それがストレスと言うものですが、うまくかわすことができる人とできない人があります。
できない場合に、現実から逃げてしまう手段として拒食症や過食症を選んでしまっているのです。

摂食障害を起こす人は完璧を求めてしまう人が多く、少しの挫折でも自分の中で大きな問題にしてしまいます。
また、嫌と言うことができなかったり、人の目を必要以上に意識してしまうことが多いようです。
がんばりすぎているのが問題ですね。がんばることは良いことですが、自分が思うように事が進まなかった時に、それを後悔し自分を追い込んでしまいます。思うように進まなければ、また次の方法を考えて進めば良いのですが、進まなかったことを悔んでしまいます。
終わったことを悔んでも何も変わらないので、時間がもったいないことになります。

 

拒食症や過食症を起こすなんて・・・と自分を否定することはありません。
自分には、現実から少し離れて食べ物のことに依存してしまう時間が必要だったのです。
人生には無駄なことは一つもないと言われます。無駄だと思うか、そんな時も必要でそれがあるから今の自分がいると思えるかどうかで、起きた出来事に意味が存在し、それからの進む道も変わってきます。

摂食障害で悩まれている方は、自分を否定しないで認めてあげてください。今までの自分も必要な自分です。そしてこれからは、依存しないで新しい道を開くために、少しずつ自分を変えてみてください。

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