見返りを求めない相手への想い

最近、癌のご相談をよく受けていますが、癌患者さんへのご家族の想いが良く伝わります。
ご本人が直接ご相談される場合もありますが、入院中であったり、治療中である場合は、娘さんや息子さん、配偶者からご相談をお受けします。

ある二組のご相談を受けて感じたことです。
両方の方は奥さまがご病気で、ご主人からご相談のお電話をいただきました。

どちらのご主人も、奥さまのことを大変心配されておられ、本を読んだりネットで調べたり、ドクターに細かく聞かれたりと、とにかく病気について知識を得ることに一生懸命です。
また、奥さまのことを考えて身体に良いものを選んで食事を一緒に作ったり、相手を思いやる気持ちが大変強いと感じます。

「定年になりやっとのんびりした生活ができるので、これから家内と一緒に色々と楽しみたいのです。だから元気でいてもらわないと・・・・」とお話されているお声は、優しさがあふれていました。

こんな優しいご主人なら奥さまもさぞ幸せだろうな~と思います。

fufu_chunen

きっとだんな様がお仕事をされている時は、奥さまが一生懸命つくされていたのでしょうね。
それをご主人がずっと感じらていて、奥さまの大変な時に、精一杯の愛情をお返しされている気がしました。

配偶者が重い病気になっても、親身にならない方もいると思います。
大変な時に相手を思いやれないのには、思ってもらえない方にも何か原因があるのかもしれません。
すべての人がそうだとは思いません。つくしていても、優しくしてもらえない人もいるのでしょう。ですが、何か少しは思い当たるふしがあるのではないですか?

このご夫婦のお話を聞いていて、「鏡の法則」を思い出しました。
鏡の法則とは、私たちに起きている現実は、私たちの心の中を映し出す鏡であると言われる法則です。
自分の心の状態にぴったり合う出来事が起きるのです。

人の嫌いなところは良く目につきます。それは自分の嫌いなところでもあるのだそうです。
好きなところは、同じく自分の好きな部分です。目につくところは、自分の投影だということです。0041

嫌な人間関係ばかりに悩まされるのは、もしかしたら自分自身にそんなところがあるのかもしれません。

それに自分が気づいて直さない限り、ずっとそんな人が周りに現れるのかもしれません。

相手のことを思いやれないということは、自分のことも大切にできないことにつながります。
こうやってあげたから、こうするのが当然と思っていると、相手からもそんな思いをぶつけられます。

自分の心の内面が、今起きている問題を作り出すのだとしたら、それを変えれば解決もできるのでしょう。
誰かのせいにしている限りは、自分に戻ってきて解決することができなくなるのだと思います。

相手の良い部分を見つけ、見返りを求めないで行動することは、やがて自分にも返ってくるということですね。

そんな風に考えると、相手に優しくすることが自然にできるのかもしれませんね。

カテゴリー: メンタル パーマリンク