市販薬による副作用が5年間で1225例、死亡が15例!

病院でもらう薬より手軽なため、ドラッグストアで薬を購入して飲む人は多いと思います。
病院に行く時間がなかったり、わざわざ病院に行くのが面倒だと感じる人もいて、手軽に購入できる市販薬は確かに重宝しますね。

しかし、定められた用法や用量どおりに服用したにもかかわらず、深刻な症状が現れたケースがあるそうです。

消費者庁が2009~2013年度の5年間で市販薬による副作用の報告数は合計1225例と発表しました。
うち死亡例、後遺症が残った症例がそれぞれ15例ありました。
一番症例が多かったのが風邪薬の400件、その次は解熱鎮痛消炎剤の279件。さらに風邪薬で死に至った例がなんと8件もあったそうです。

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市販薬には、使用上の注意が記された用紙が箱に入っています。その中には、副作用が起こる可能性についても明記されています。
風邪薬については、眠気を起こすことがあるので、車の運転はしないでくださいとか、喉の渇きや、だるさ、などの副作用も書かれています。

ですが、市販薬に関して副作用を意識されている方は、あまりおられないのではないでしょうか?

一時的な副作用であれば問題はないかもしれませんが、重篤になる危険性も十分あります。

 

子供が小さい時咳が止まらず、長期に渡って咳止めを飲んでいたことがありました。ひどくはならないけれど、治る気配もなく、かと言って病院に行くこともできませんでした。その時は、主人の転勤で大阪を離れていたため、近くに両親もいなかったのです。

 

2~3カ月、毎日ではないけれど飲み続けていました。
そして、実家に帰ってきた時に、子供を預け病院へ。その時の血液検査の結果は、肝臓の数値が入院しないといけないほどに悪化していました。すぐに薬を止めるように言われてしまいました。
あのまま続けていれば、きっと肝機能障害を起こして入院するはめになっていたと思います。

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市販薬は簡単に飲んでしまいますが、やはり薬には変わりはなく、副作用は必ず伴います。
重篤な副作用として例を紹介します。

【アナフィラキシー】
アナフィラキシーは、症状が出て、極めて短時間のうちに全身性にアレルギー症状が出ます。これによって、血圧の低下や意識障害などを引き起こし、場合によっては生命を脅かす危険な状態になることもあり、この生命に危険な状態をアナフィラキシーショックといいます。

 

【スティーブンス・ジョンソン症候群】
スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)は、高熱や全身倦怠感などの症状を伴って、口唇・口腔、眼、外陰 部などを含む全身に紅斑、びらん、水疱が多発する疾患である。
スティーブンス・ジョンソン症候群は薬剤やウイルス感染、マイコプラズマ感染などが契機となり、免疫学的な変化が生じ、主として皮膚・粘膜に重篤な病変がもたらされると推定されている。
全身症状:高熱が出現し、全身倦怠感、食欲低下などが認められる。(難病情報センターより)

 

【中毒性表皮壊死融解症】
薬疹の中では最も重症であり、死亡率20~30%と考えられています。皮膚だけでなく眼、口唇、陰部などの粘膜がやられるのが特徴で、初期からのこの粘膜症状が強い場合には、本症の可能性があります。
はじめから急激な経過で中毒性表皮壊死融解症になる場合と、他のタイプの薬疹から比較的ゆっくりした経過で中毒性表皮壊死融解症に進行していく場合とがあります。(日本皮膚学会より)

 

【アスピリン喘息】
アスピリンに代表される非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)あるいは解熱鎮痛薬によって、発作が引き起こされる喘息です。アスピリン喘息とも呼ばれます。しかし、アスピリンだけでなく、ほとんどの解熱鎮痛薬が原因となります。医療機関で処方される非ステロイド性抗炎症薬だけでなく、市販のかぜ薬や解熱鎮痛薬の多くにアスピリンなどの非ステロイド性抗炎症薬が含まれています。また、ほとんどの痛み止めの坐薬、塗り薬、貼り薬などにも非ステロイド性抗炎症薬が含まれています。

症状は特徴的であり、典型的な発作では、原因となる医薬品を服用して短時間で、鼻水・鼻づまりが起こり、次に咳、喘鳴(ゼーゼーやヒューヒュー)、呼吸困難が出現し、徐々にあるいは急速に悪化します。

意識がなくなったり、窒息したりする危険性もあり、時に顔面の紅潮や吐気、腹痛、下痢などを伴います。軽症例で半日程度、重症例で24 時間以上続くこともありますが、合併症を起こさない限り、原因となった医薬品が体内から消失すれば症状はなくなります。
注)のみ薬だけでなく、坐薬や外用薬で症状が現れることもありますが、症状の発現までに時間がかかり、医薬品と症状の因果関係が分かりにくいこともあります。 (厚生労働省 重篤副作用疾患別対応マニュアルより)

 

2012年11月19日放送の「クローズアップ現代」(NHK)では、解熱鎮痛剤を飲んだ後にスティーブンス・ジョンソン症候群を発症し、発疹や高熱で一時は呼吸困難になったが、一命を取りとめたものの、左目の視力をほとんど失うなど深刻な後遺症に見舞われてしまった女性の症例を放映していたそうです。

少しでもおかしい?と感じたなら、すぐに服用は中止し病院へ行かれることをお薦めします。そして、一度おかしいと感じた薬は飲まないようにしてください。

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私は、風邪薬にほとんど入っているエフェドリンや漢方薬に使用されている麻黄が身体に合いません。
飲むと、熱のしんどさより身体がだるく、息苦しくなってしまいます。それ以来、ほとんど薬は飲みません。
身体は健康に戻そうとする力があります。咳や熱が出ているのは、身体がウイルスと闘っているせいですので、それを安易に薬で抑えこんでしまうと、免疫力が低下しやすくなってしまいます。

 

風邪は、できるだけ市販薬に頼らず、身体を休めることで治すことが一番だと思います。
また、鎮痛剤の乱用も多いですが、上記に記載していますアスピリン喘息など、副作用は必ずあると言うことを忘れないで、服用には十分気をつけるべきです。    鎮痛剤連用の危険性とは
症状を薬で抑える対症療法ではなく、原因を見つけ出し、根本から治すようにしたいものです。

 

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