なぜうつ病が増えているのか!

うつ病は1999年頃から一気に増加し、それからも増え続けています。
本当はうつ病じゃないのに、うつ病にされていることはないのでしょうか?

確かに暮らしにくい世の中になってきているのかもしれません。
不況が続き、終身雇用がなくなり、非正規雇用は増加している・・・
ストレスと将来への不安で、精神的に病むことも多くなっているとも考えられますが、果たしてそれだけなのでしょうか?

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日本においては欧米に比べ、うつ病の発症率が明らかに低いことがわかっているそうです。ストレスに弱い遺伝特性を日本人は持っていて、睡眠薬(抗不安薬・安定剤)、抗うつ薬、抗精神病薬の服用は、症状を促進することになってしまうと書かれていました。
しかし、自殺率は先進国中「断トツ」なのです。何故でしょうか?

1999年と言えば、SSRIと呼ばれる新型の抗うつ薬が導入された年です。
新しい薬が導入され、うつが減ったのであればともかく、増加の一途をたどっているのはどういうことなのでしょうか?

 
SSRIとは、シナプス(情報伝達のための接合部)におけるセロトニン(心身の安定や心の安らぎなどにも関与するホルモン)の再吸収に作用することで、うつ症状や病気としての不安の改善を目指す薬のことです。うつ状態にある人は、シナプスにおけるセロトニンの濃度が低下し、セロトニン受容体にセロトニンが作用しにくい状態となっているという仮説があるようです。SSRIはセロトニンを放出するシナプスに選択的に作用し、セロトニン再取り込みを阻害し、結果的にセロトニン濃度をある程度高く維持させる目的の薬になります。

 

高血圧や糖尿病などは、診断基準があり、どのドクターにもある程度同じように判断できますが、精神疾患の判断基準はあいまいなところがあるようです。そのため、ドクターによって診断も大きく異なりますし、薬の種類や処方量にも驚くほどの差があります。
以前、精神疾患を患われている患者さんが、3件の診療所を訪れて診断と薬が、ドクターによってどれくらい違うのかを放送していた番組がありました。同じ病気とは思えない診断、処方薬と量に驚いたのを覚えています。
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ストレス社会であることや、小家族や一人暮らしで相談する人がなく、自分が病気だとの思いこみを深めてしまう人も多いのかもしれません。薬を一度手にすれば、なかなか止めることができなくなってしまう・・・
そのため、継続される患者さんになる可能性が高く、えせ精神科医が都会では増えているとも言われています。

 

1996年から2008年まで、12年間で精神科が1.6倍、心療内科が5.6倍に増えたこと、特に一般診療所が増えました。
心療内科は、他の診療科よりもお金がかからずに開業できます。ビルの1室で開業するところも多いようです。
もちろん、患者さんときちんと向き合って治療して下さる、信頼できるドクターもたくさんおられます。ですが、患者さんからすればどうやって選べば良いのかがわからないですよね。

 

乱造される心の病」と言う本を以前に紹介させていただいたことがありました。
まずは、こんな薬を作ろうと製薬会社で決められ、それに合わせて病気を作ると書かれていました。
協力してくれるドクターと共に病名を新たに作り、薬の効果を論文で発表し、そして診療所や病院に売り込んで行くことになります。
日本でのSSRI薬の売れ上げは急激に伸び、今や年間売上1000億円を超えているとか。
営業活動が功を奏したのでしょうか?

乱造される心の病

うつ病かどうかがはっきりしないグレーの状態、限りなく白に近い病気ではない人にも、もしかしたら薬が出されている可能性はあります。
欧米では「軽症患者に薬物療法は効果が薄い」と言う考えが常識のようです。
日本では、どんな病気も早期発見、早期治療と謳われています。うつ病もそう言った考えが主流なのかもしれません。

 

抗不安薬・抗うつ薬には依存性があることがわかっていて製薬会社や精神科医も認めています。麻薬や覚せい剤と同じような作用をし、合法化非合法化の違いがあるだけで大差ないものと思うのは私だけではないと思います。
長期にわたって服用した後に、止めようとすると離脱症状という禁断症状が現れます。そのために、薬を減らしたり止めたりするには時間をかけなければならないのです。

 

多くのうつの患者さんが、多剤服用に陥っていることも気になります。薬の量が多くなればなるほど、依存率は高くなり、どんどん抜けられなくなり、本当のうつ病になってしまいます。
まともな心療内科のドクターは、数種類の薬を一度に処方することはないそうです。そのため、薬の一定ガイドラインも決まりつつあるようですが、儲けが優先になっているドクターの耳には届かないのかもしれません。

 

アメリカでは、SSRIの副作用をめぐる多くの裁判が起きています。日本では、SSRIの副作用が欧米で大きな社会問題になっている事実は、報道されていません。売上を順調に伸ばし、大型商品となったSSRIは、今や製薬会社にとって稼ぎ頭になっているのかもしれませんね。

 

「うつを克服する最善の方法」の著者である生田哲氏によると、SSRIは脳を異常に興奮させる薬であり、その副作用は、覚せい剤やコカインの場合とよく似ていると言われています。これらの薬を飲むと、一時的にうつ状態が回復したと感じますが、これはうつが改善したのではなく、薬によって感覚が鈍っただけなのです。

ストレス

どんな人にも、落ち込んだり不安になることはあります。いつも自分の思い通りになり、幸運な状態が続くことはありません。
必ず抜け出すことができるので、気持ちを切り替える工夫をまずはすることが大切です。うつになる原因を遠ざけることも必要かもしれません。
すぐに薬に頼ることだけは止めた方が良いと思いますね。

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