認知症と向き合って、老後を考えてみる

私の父は91歳で、男性としてはかなり長生きな方だとは思います。

心臓の弁が弱っていて、きれいな血液の循環ができない状態です。とはいえ、年齢的なこともあって、どうしようもないのです。心臓が弱ってくると、当然全身が弱くなっていきます。

きれいな血液が全身に回せないため、腎臓の機能に問題が生じています。酸素不足の血液は、脳にも影響を及ぼし、認知症が進行しています。

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心臓、腎臓の機能が低下したため、心臓のまわりに水が溜まり、足も凄くむくんでしまい、入院することになりました。利尿剤を用いて、むくんだ体を元に戻すために、水を排泄するわけですが、思うように体が動かないため、尿道カテーテルを使用しました。

バルーンカテーテル(抜けないように膀胱で、風船のように膨らみます)で、抜けないようにしているにもかかわらず、夜中にベッド横の簡易トイレで排尿をしようとしたみたいで、自分で引き抜いてしまったのです。お医者様からの説明がきっと理解できなかったのだと思います。

 

私は経験がないのでわかりませんが、かなりの痛さだと思います。それを引き抜いたために、すごい出血になったようです。翌日病院に行ったら、靴は血だらけ、シーツも床もかなりの血痕が・・・。看護師さんに聞いて、引き抜いたことを知りました。

でも、本人は理解していないようです。カテーテルを入れたこと、なぜ出血したのかもわかっていませんでした。

 

認知症は、進行しはじめると、かなりのスピードで悪くなっていきます。特に、病院に入院すると進行が進みます。看護師さんたちはたくさんの患者さんの世話で、一人の人にゆっくりと関わることができないと思います。だから、当然誰とも話さずに食事も病室で一人なので、一気に進むのかもしれません。toubyou_enmei

認知症は、本人が一番つらいとは思います。ですが、昔の姿を知っている家族も、かなり気持ちがめげてしまいます。こちらが話すことを理解していないで、ぽかんとしているのを見ると、やっぱり悲しくなってしまいます。

 

認知症の初期は、話しているこちら側ではあまり気づきません。こちらが話すことにちゃんと返事をしているからです。理解できているとこちらも思ってしまいます。ですが、理解できておらず、適当に返事をしていることが増えてきます。理解しようとする気持ちがなくなっていきます。すぐに忘れるからと紙に書いて貼っておいても、それを読むことすら忘れてしまうようです。

認知症はかなり進行すれば、家族もわからなくなるのかもしれません。それはとても苦しいことですが、その過程が本人にとっても、家族にとっても一番大変な時期かもしれません。わかっている時とわからない時があるから、本人も家族もはがゆいのです。

 

父を見ていると、自分の老後を考えてしまいます。最後まで自分のことは自分でしていたいと思います。病院に入院もせず、認知症にもならずに、寿命を全うしたいと心から願います。そのために今からできることがあるはずだと考えています。還暦を前に私は自分の体ときちんと向き合おうとしています。

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足の筋力を落とさないこと(歩かなくなると脳の血流が低下し、影響がでやすくなります)、体の変化に敏感であること(少しの不調の時に立て直す)、不調は自分が治せると自信を持つこと(薬や医者に頼り過ぎない)、食べ過ぎに気をつけて美味しくいただくこと(小食は添加物などの害も少なくて済む)。

 

癌と認知症は、今後ますます増えて行くであろう病気です。自分の体にもっと向き合うことが必要になってきていると感じます。自分の体は自分が責任を持たなければ、良い方向に変わることはできないと思うからです。

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